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三星工業の撹拌脱泡機「ハイ・ローターシリーズ」

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三星工業の「ハイ・ローターシリーズ」は、ラボスケールで得られる分散・脱泡品質をそのまま量産ラインへ拡張できる自公転式撹拌脱泡機です。当ページでは、ハイ・ローターシリーズが現場や研究工程で求められる課題にどのように応えるのかを示しつつ、各モデルの特徴をご紹介しています。

ハイ・ローターシリーズとは

ハイ・ローターシリーズ
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

撹拌と脱泡を同時に行う自公転式ミキサーとして、三星工業が開発・製造する「ハイ・ローターシリーズ」は、研究段階から量産ラインまで幅広く活用できる高性能撹拌脱泡機です。

従来のラボ装置ではスケールアップ時に均一性の確保が難しく、気泡残りや分散ムラが課題となる場合があります。ハイ・ローターシリーズは、処理量・分散性能・カスタマイズ性を高水準で両立し、量産化で直面しやすい課題を解決する手段として評価されています。

生産性を上げる最大20L×4CUPの
大容量タイプをそろえる

4cup
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

一般的な撹拌脱泡機が2cup構成であるのに対し、ハイ・ローターシリーズは最大4cupを同時に稼働できます。この4CUP構成により、同一条件で最大80L(20L×4)の材料を一度に処理でき、従来より大きなスループットを実現します。複数バッチに分けていた工程をまとめることで、処理効率の向上とばらつきの抑制につながります。

さらに、プロペラを使用しない非接触撹拌方式のため、羽根の負荷や材料付着によるトラブルを回避できます。材料粘度や配合割合の影響を受けにくく、高粘度樹脂や充填剤入りペーストなどでも安定して分散・脱泡を行える点が特長です。

自公転比率2:1×自由な角度調整による高い分散力

強いせん断力を示す図
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

ハイ・ローターシリーズは、自公転比率2:1という独自設計により強いせん断力を発生させます。さらに、自転軸の角度を15〜60°の範囲で自由に調整可能な可変角度機構を備えており、材料特性に応じた混合条件を設定できます。一般的な撹拌脱泡機が45°固定であるのに対し、角度調整に対応することで、分散しにくい高粘度素材や多成分系ペーストでも短時間で均一な仕上がりを得やすくなります。

この構造は新潟大学との共同研究(※)で有効性が検証されており、粒子分散性の向上に加えて脱泡精度の改善にも寄与することが確認されています。特にエポキシ樹脂、セラミックコンデンサ材料、電極ペースト、放熱グリスなど、粒径変動や気泡混入が課題となりやすい材料で効果が発揮されます。

指定容器や冷却、防爆仕様など
自由なカスタマイズが可能

カスタムした例
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

ハイ・ローターシリーズのもう一つの特徴が、カスタマイズ対応力です。三星工業には、装置開発部門に加えて専用の「パーツ事業部」が併設されており、ユーザー要件に合わせた柔軟な設計変更が可能です。例えば以下のような要望にも対応しています。

  • 使用中の指定容器への適合
  • 液化窒素・ドライアイス・冷風を利用した冷却機能の追加
  • リアルタイム温度測定機能の搭載
  • 防爆仕様への対応

「温度上昇を避けたい」「有機溶剤や酸を含む原料を扱いたい」「空気に触れさせたくない」といった、個別条件の厳しい生産環境にも柔軟に対応できる点が特長です。

ハイ・ローターシリーズの
製品ラインナップ

【大容量生産向け】HR100-04A/V

HR100-04A/V
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

HR100-04A/V は1回のバッチで合計28kg相当の材料を処理できる大容量モデルであり、ラボスケールで得られた混合・脱泡条件を量産レベルにそのままスケールアップできます。特に、4カップ同時処理構造と自公転比率2:1の強力なせん断機構を組み合わせることで、高粘度素材や充填剤を含むペーストでもムラなく均一に分散可能です。

搭載容器・容器数 10L×4
最大撹拌速度 公転:250rpm / 自転:700rpm
到達真空度 100Pa
1バッチ処理量(重量) 7kg×4

【大容量生産向け】HR200-04A/V

HR200-04A/V
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

HR200-04A/Vは、HR100モデルのスケールアップ版で、1バッチあたり約20L×4カップの処理能力を備えています。最大約80Lの同時処理が可能で、これまで複数回に分けて行っていた撹拌・脱泡を一度で完結できます。

搭載容器・容器数 20L×4
最大撹拌速度 公転:250rpm / 自転:500rpm
到達真空度 200Pa
1バッチ処理量(重量) 14kg×4

【中容量生産向け】HR020-04A/V

HR020-04A/V
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

1L容器を深くした2L容器を搭載可能なモデルで、HR010の縦横比を約1.2倍に抑えた省スペース設計が特徴です。2L×4カップの同時処理により、中規模量産でも高い再現性を実現します。

搭載容器・容器数 2L×4
最大撹拌速度 公転:700rpm / 自転:1600rpm
到達真空度 40Pa
1バッチ処理量(重量) 1.5kg×4

【中容量生産向け】HR040-04A/V

HR040-04A/V
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

HR040-04A/Vは、4L×4カップの同時処理が可能なモデルです。樹脂材料やモールド材など比較的量の多い材料の撹拌・脱泡に向いています。

搭載容器・容器数 4L×4
最大撹拌速度 公転:500rpm / 自転:1000rpm
到達真空度 70Pa
1バッチ処理量(重量) 3kg×4

【研究ラボ・少量向け】HR003-04A/V

HR003-04A/V
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

ハイ・ローターシリーズの中で最もコンパクトなラボ・少量生産向けモデルです。1バッチあたり数百mL〜1L程度の処理が可能で、試作・材料開発・研究用途に向いている撹拌脱泡機です。

搭載容器・容器数 300mL×4
最大撹拌速度 公転:1000rpm / 自転:2000rpm
到達真空度 40Pa
1バッチ処理量(重量) 0.3kg×4

【研究ラボ・少量・中容量生産向け】HR003-02VRSmini

HR003-02VRSmini
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

あらゆる材料に対応 ⇒ 比率ではなく自転公転各軸の回転数を自由に設定可能

搭載容器・容器数 300ml×2
最大撹拌速度 公転:2000rpm / 自転:2500rpm
到達真空度 100Pa(材料なしの状態で)
1バッチ処理量(重量) 300g×2

【大容量生産向け】HR100-04VRS

【大容量生産向け】HR100-04VRS
引用元HP:三星工業公式HP
https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/

あらゆる材料に対応 ⇒ 比率ではなく自転公転各軸の回転数を自由に設定可能

搭載容器・容器数 10L×4
最大撹拌速度 公転:450rpm / 自転:700rpm
到達真空度 100Pa(材料なしの状態で)
1バッチ処理量(重量) 7kg×4

ハイ・ローターシリーズの
レンタルサービス

「ハイ・ローターシリーズ」全モデルのテスト・レンタルサービスを提供しています。提供する三星工業の社内には各モデルのデモ機が常設されており、来社時には実際に装置を稼働させながら、分散性能や操作性をその場で確認可能です。

さらに、すべてのモデルで短期から長期まで柔軟なレンタル対応が行われており、開発段階での材料検証や既存プロセスの改善にも活用できます。

三星工業のご紹介

会社名 三星工業株式会社
設立年月日 1948年9月24日
本社所在地 新潟県上越市柿崎区法音寺345
ハイ・ローターシリーズお問合せ電話番号 025-536-6456
公式HP https://www.mitsuboshi-k.co.jp/
当メディアについて

撹拌脱泡機を使用する製造現場や研究・開発の現場では、「量産が難しい」「処理に時間がかかる」「高粘度素材がうまく混ざらない」など、さまざまな課題が生じていることと思います。
当メディアでは、そうした課題解決に貢献する三星工業の「ハイ・ローターシリーズ」の特長と価値を、より多くの方に知っていただくことを目的としています。研究・開発現場の効率化とさらなる技術発展に寄与できれば幸いです。